2008年07月17日
スコアメーカーとFinale2008
ニコニコ動画が非常にめんどくさいJASRACの処理を全部やってくれるので、JASRACに信託されている音楽は、自分で演奏して唄った物であれば自由に公開できるようになった。
後になってわかったんだけど、YAMAHAの音楽SNSサービスも同様なことをやってくれている。ただしヤマハの場合はいちいち登録しなければならないが、ニコニコはそのままアップしてOKなのが楽ちん。
もうこれだけで、映像制作をやる身としては涙が出るほどうれしい。
昔、自分が作ったCGに、サザンの曲を使おうと思ったときは、JASRACに自分で手続きしなくちゃいけないし大変だった。
それと法規上はあんまり良くないことだけど、アーティストの音をそのまま使えるという「余地」が出てきたこともいい。昔は1ユーザーが作った物が「プロモーションになる」なんて一切思ってもらえなかったから、公式の場で使おうと思うと、原盤の権利を持っているビクターエンタテインメントとアミューズに何度も伺って、渋々「ステージ上の上映一度ならば黙認」という許可(?)をもらったぐらいだ。そんときゃ涙が出ました。
まぁ厳密には著作権の隣接権で「同一性保持権(原型を変えちゃだめ)=アレンジしちゃだめ」、編曲者に対する権利(旋律をバンド楽曲にした人の労力に対する権利)」や、オリジナルの音源を使う場合は「原盤使用料」というのも発生するんだが、どうもその辺は前者2つがうやむや、後者は権利者が様子見、なので、一応ムードとしては「音源をそのまま流さないで、自分で演奏する限りはセーフ」ということなので、まぁいいか(笑)。たぶん編曲者の権利なんて、JASRACの側はニコニコ側がやると思い、ニコニコ側はJASRACがやると思っているという「ことにしておこう」とちうことになってんだろ。
私の場合、会社での身分があるので、大ぴらに脱法行為は出来ない。そのためさすがに原盤はそのまま使えません(逆に、使うんだったら肩書きもって、正面から交渉しに行く。別に音楽関係じゃないけど、きちんと会社の肩書き持っていると、相手も交渉のテーブルに着いてくれやすいのです)
なので、グレーのあたりに落とすために、音源は自前で作るわけです。
前振り長いな。
で、私は楽器演奏は大して上手くないし(ずいぶんやっていない)、当然「一度聞いたら耳コピできるよ」とか「絶対音感あるよ」という訳ではないので、まず「楽譜」があって、それを打ち込むことから作業が始まる。
これが昔だったらMIDIのノートをいちいち打ち込んでいたんだけど、今は便利な世の中で、楽譜をスキャンすると、まぁまぁの精度でMIDIとして演奏できる「生きた楽譜」にしてくれるソフトが存在する。
その著名な物として、Finale 2008、シベリウス、スコアメーカーFX2があるわけだ。検討段階でシベリウスはスキャンが弱いかタブ譜が弱いだかという理由でお店の人のお薦めから外れて、とりあえずスコアメーカーを使って見て不満点を洗い出した。
スコアメーカーの場合、目立った点は
1.FX2だと16パートまで。それ以上ならばFX2Proで高くなる
2.スキャン性能はまぁまぁ
3.FX2だと自分で作ったドラムセットが使えない
4.MIDI楽器を使って演奏できない。あくまでもマシンからデバイスとして認識されている音源のみ使用可能。(例:ローランドSD-20とか)
5.WINDOWSのみ
6.音声トラック不可
7.Visual C++で作ったソフトらしく、微妙にセンス無い
8.非常に落ちにくい
一方のFinale2008は
1.スキャナーは非常に良く落ちるし、認識率悪い
2.かなり凝った楽譜出来る
3.タブ譜はイマイチ?
4.MIDI楽器演奏可能(なハズ)
5.音声トラック録音可能。この辺は楽譜が強いDAWという感じ
6.WIN/MACあり
7.ソフトのセンスがいい。
8.楽にヒューマナイズ再生が可能(人間ぽくばらつきを持って再生)
私としてはかなり後の段階まで楽譜で粘りたいので、本当はFinale2008で行きたかったんだけど、まずスキャン機能がはっきりってスコアメーカーの足下にも及ばなかったことで、かなり幻滅した。
で次に、仕方ないのでスコアメーカーで楽譜を仕上げて、Finale2008に持ってこようと思って、Music XMLでのデータ渡しをしたら、「ぜんぜんだめじゃん」となった。
いやあ、まじではぁ?という感じだった。
省略記号(たとえば前の小節と同じ)は、単に記号だけ書かれて、そこは音が鳴らない。タブ譜はめちゃくちゃで、ギターなのに68フレットとか出る。楽譜が紙の真ん中に来ないなどなど。手直しは可能なんだけど、その手直しの手間を考えると、やってらんねぇという結論に達した。SMFでやりとりすれば音はきちんと来るけれども、楽譜思考とは全く別物になる。そんなんだったらLOGICでやるときにまた手間なのである。
そういうしているうちにLOGICをさわり始めたら、なんだLOGICの楽譜機能もそこそこいけるじゃんということがわかってきた。
じゃあわざわざFinaleでワンクッションおかなくても、スコアメーカーで作ったら次に、そこで吐いたSMFをSONAR 6LEに食わせて、Riwireでミクのヴォーカルトラックを作り込み、両方もってLOGICに行けばいいじゃん、ということになった。
よってFinale 2008は不要になり、オークションに出されるのであった。ちゃんちゃん。
楽譜ソフト検討されている方、16トラックまででよくて、パーカッションとかそんなにこだわらないのならば、FX2ProじゃなくてFX2でいいのでお安いですよ。それを使って楽譜から音を取り込み、ウマーで行きましょう。
↓26000円ちょっとです。
スコアメーカーFX2
後になってわかったんだけど、YAMAHAの音楽SNSサービスも同様なことをやってくれている。ただしヤマハの場合はいちいち登録しなければならないが、ニコニコはそのままアップしてOKなのが楽ちん。
もうこれだけで、映像制作をやる身としては涙が出るほどうれしい。
昔、自分が作ったCGに、サザンの曲を使おうと思ったときは、JASRACに自分で手続きしなくちゃいけないし大変だった。
それと法規上はあんまり良くないことだけど、アーティストの音をそのまま使えるという「余地」が出てきたこともいい。昔は1ユーザーが作った物が「プロモーションになる」なんて一切思ってもらえなかったから、公式の場で使おうと思うと、原盤の権利を持っているビクターエンタテインメントとアミューズに何度も伺って、渋々「ステージ上の上映一度ならば黙認」という許可(?)をもらったぐらいだ。そんときゃ涙が出ました。
まぁ厳密には著作権の隣接権で「同一性保持権(原型を変えちゃだめ)=アレンジしちゃだめ」、編曲者に対する権利(旋律をバンド楽曲にした人の労力に対する権利)」や、オリジナルの音源を使う場合は「原盤使用料」というのも発生するんだが、どうもその辺は前者2つがうやむや、後者は権利者が様子見、なので、一応ムードとしては「音源をそのまま流さないで、自分で演奏する限りはセーフ」ということなので、まぁいいか(笑)。たぶん編曲者の権利なんて、JASRACの側はニコニコ側がやると思い、ニコニコ側はJASRACがやると思っているという「ことにしておこう」とちうことになってんだろ。
私の場合、会社での身分があるので、大ぴらに脱法行為は出来ない。そのためさすがに原盤はそのまま使えません(逆に、使うんだったら肩書きもって、正面から交渉しに行く。別に音楽関係じゃないけど、きちんと会社の肩書き持っていると、相手も交渉のテーブルに着いてくれやすいのです)
なので、グレーのあたりに落とすために、音源は自前で作るわけです。
前振り長いな。
で、私は楽器演奏は大して上手くないし(ずいぶんやっていない)、当然「一度聞いたら耳コピできるよ」とか「絶対音感あるよ」という訳ではないので、まず「楽譜」があって、それを打ち込むことから作業が始まる。
これが昔だったらMIDIのノートをいちいち打ち込んでいたんだけど、今は便利な世の中で、楽譜をスキャンすると、まぁまぁの精度でMIDIとして演奏できる「生きた楽譜」にしてくれるソフトが存在する。
その著名な物として、Finale 2008、シベリウス、スコアメーカーFX2があるわけだ。検討段階でシベリウスはスキャンが弱いかタブ譜が弱いだかという理由でお店の人のお薦めから外れて、とりあえずスコアメーカーを使って見て不満点を洗い出した。
スコアメーカーの場合、目立った点は
1.FX2だと16パートまで。それ以上ならばFX2Proで高くなる
2.スキャン性能はまぁまぁ
3.FX2だと自分で作ったドラムセットが使えない
4.MIDI楽器を使って演奏できない。あくまでもマシンからデバイスとして認識されている音源のみ使用可能。(例:ローランドSD-20とか)
5.WINDOWSのみ
6.音声トラック不可
7.Visual C++で作ったソフトらしく、微妙にセンス無い
8.非常に落ちにくい
一方のFinale2008は
1.スキャナーは非常に良く落ちるし、認識率悪い
2.かなり凝った楽譜出来る
3.タブ譜はイマイチ?
4.MIDI楽器演奏可能(なハズ)
5.音声トラック録音可能。この辺は楽譜が強いDAWという感じ
6.WIN/MACあり
7.ソフトのセンスがいい。
8.楽にヒューマナイズ再生が可能(人間ぽくばらつきを持って再生)
私としてはかなり後の段階まで楽譜で粘りたいので、本当はFinale2008で行きたかったんだけど、まずスキャン機能がはっきりってスコアメーカーの足下にも及ばなかったことで、かなり幻滅した。
で次に、仕方ないのでスコアメーカーで楽譜を仕上げて、Finale2008に持ってこようと思って、Music XMLでのデータ渡しをしたら、「ぜんぜんだめじゃん」となった。
いやあ、まじではぁ?という感じだった。
省略記号(たとえば前の小節と同じ)は、単に記号だけ書かれて、そこは音が鳴らない。タブ譜はめちゃくちゃで、ギターなのに68フレットとか出る。楽譜が紙の真ん中に来ないなどなど。手直しは可能なんだけど、その手直しの手間を考えると、やってらんねぇという結論に達した。SMFでやりとりすれば音はきちんと来るけれども、楽譜思考とは全く別物になる。そんなんだったらLOGICでやるときにまた手間なのである。
そういうしているうちにLOGICをさわり始めたら、なんだLOGICの楽譜機能もそこそこいけるじゃんということがわかってきた。
じゃあわざわざFinaleでワンクッションおかなくても、スコアメーカーで作ったら次に、そこで吐いたSMFをSONAR 6LEに食わせて、Riwireでミクのヴォーカルトラックを作り込み、両方もってLOGICに行けばいいじゃん、ということになった。
よってFinale 2008は不要になり、オークションに出されるのであった。ちゃんちゃん。
楽譜ソフト検討されている方、16トラックまででよくて、パーカッションとかそんなにこだわらないのならば、FX2ProじゃなくてFX2でいいのでお安いですよ。それを使って楽譜から音を取り込み、ウマーで行きましょう。
↓26000円ちょっとです。
スコアメーカーFX2
